KGcafe7
☆ここ数試合とうってかわって、今日は快晴、暑くなりそう。朝10時、いつものように113人の部員が笑顔で集合。
  
☆おはようございます。朝のミーティング。監督からは何のお話?
ときおり笑い声があがりリラックスしたいいムード。
☆いつもどおり、保護者にお塩でお清めしてもらい、グランドに向かいます。
   
☆見えないところで部員をささえてくれるスコアラー。今日もよろしくね! ☆よおし、今日も、いくぞ〜!
   
☆スタンドを埋め尽くす人、人、人。9年ぶりの決勝進出だとか。とにかくこの大勢の人に、9年ぶり決勝進出ってすごい事なんだなって思いました。
 
☆いよいよ試合開始。
この大会、関学はいずれの試合も先制して勝ち進んできた。これが勢いなのだろうか。
でも、今日は違ってる。前半、先発新川投手が5回まで育英3安打と力投するも、関学も1安打。
両チームの投手の力投がつづき、緊張した空気が球場を包み込み、力のぶつかり合いの決勝であることを感じる。
5回育英に1アウトからヒットを与える。しかし次打者を併殺打におさえて無得点。今日も守りは固い。
6回からは山ア(裕)がマウンドにあがる。
育英は 1アウトからフォアボールでまたも出塁し、2アウト後2塁へ盗塁。
そのあとの打者がフォアボールで1・2塁となるも無得点におさえる。
山崎(裕)、今日も踏ん張りの野球をみせてくれる。
7回育英にヒットで出塁され犠打で2塁に送られるが、遊ゴロを窪の好プレーで2塁ランナーをタッチアウト。
しかし、1塁に残った走者が二盗後、風に運ばれ三塁打で先制される。試合が動いた。
その裏、関学にも動きが。先頭打者の黒木が左越えのみごとな二塁打。
つづいて鳥内が送り、1アウト3塁。ここで代打永井がスクイズ成功でで同点においつく。『ナガイ〜、ナガイ〜』スタンドから永井コール。
先制点を取られた裏に、即、同点に追いついた。いい流れを感じる。
次の8回も 先頭打者中塚(輝)が安打、つづいて梅本も足をいかし内野安打で無死1、2塁。
さらに窪の犠打で1アウト2、3塁。
いつものつなげる関学野球だ。この場にきて、いつもどおりの野球をしていることに涙がこみあげてくる。
つづく山崎(裕)は敬遠で満塁に。
そして4番打者 馬。スタンドの声援がさらに大きく強く球場に鳴り響く。
『コオマ ココデカットバセヨ ♪ コオマ ココデカットバセヨ♪』 
ここで打った馬の打球が右翼ライン前に落ちる。中塚(輝)がホームに還り2点目。逆点だ。
つづく打者は鳥内。大会4回戦に負傷した指のケガが治ってようやくスタメン復帰した鳥内が、みごとな中前タイムリーを放つ。2点追加、8回4対1。
3点リードして9回の守りが始まる。祈る。ただスタンドからカメラを投手に向けて祈っていた。
1アウト、2アウト・・・・あとひとり。しかし2アウトからのヒットと四球で1、2塁となる。
3塁側関学スタンドが、『ヒロキ ふんばれ』『ヒロキ打たせろ、バック守ったれ』と叫ぶ。
この大会、何度も踏ん張りの野球をみせてくれたナインをみんなが信じていた。
最後の1球が中塚捕手のグラブへ入る。ストライク、三振。・・・・勝った!勝った!


青空に、舞い上がる 校歌 空の翼 ♪  おめでとう、おめでとうね。大好きな野球を続けてきてよかった、よかった。